So-net無料ブログ作成
古典芸能 ブログトップ

能楽鑑賞「清経」(国立能楽堂) [古典芸能]

国立能楽堂 5月.jpg
5月普及公演 呼声・清経
国立能楽堂

今年の目標の古典芸能鑑賞。文楽、歌舞伎に引き続いて第3段の「能楽」です(文楽鑑賞の記事歌舞伎鑑賞の記事)。今回も「平家物語」に題をとった「清経」にしてみました。前日、白洲正子の「謡曲 平家物語」を読んで予習。「清経」は世阿弥の作と伝えられ、平家物語のほんの短い挿話を下敷きにこの能を作曲したそうです。平清経は重盛の三男、都落ちして早々、源氏と戦う前に将来を絶望して入水しました。死んだ清経と都に残された妻とやりとりの一曲です。

国立能楽堂の普及公演では公演に先立って、解説・能楽あんないがあり、大学の先生が見どころを解説してくれました。白洲正子の本の内容と重なるところも多く、準備は万端です。狂言「呼声」で大笑いして、いよいよ「清経」のお能が始まりました。あらすじも頭に入っているし、座席前の液晶画面には能の歌詞も表示されるし、集中して鑑賞していたつもりが…。いつの間にかぐっすりと寝入っていました。はぁ、もったいない。決して退屈だったわけではないのですが、夢幻能というだけあって、眠りに誘うリズムがあるようです。

なんだかどこに注目すればよいのかよくわからなかったというのが率直な感想です。ちゃんと観ていないので感想も何もないのですが、お能ってストーリーを追う「劇」というより、世界観を感じる「儀式」なのかもしれません。



謡曲平家物語 (講談社文芸文庫)

謡曲平家物語 (講談社文芸文庫)

  • 作者: 白洲 正子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/02/10
  • メディア: 文庫



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

久しぶりの歌舞伎鑑賞「義経千本桜 渡海屋大物浦」(歌舞伎座) [古典芸能]

三月大歌舞伎.jpg
三月大歌舞伎 昼の部
義経千本桜 渡海屋・大物浦
平成29年3月3日(金)~27日(月)

先月の文楽鑑賞(そのときの記事)に続いて、歌舞伎鑑賞。歌舞伎を見るのは10年ぶりぐらい。古典芸能には縁遠いまま年月が過ぎました。もうそろそろ年も年だし、自分自身が古典を面白いと思える準備ができていればいいなぁと思って、今年の「やることリスト」に古典芸能鑑賞を入れました。文楽はあまり感情移入できなかったので、楽しめるかどうかおそるおそるの歌舞伎です。お得な幕見席で一幕だけ鑑賞しました。

演目は文楽でみた「平家女護島(へいけにょごのしま)」と同じく平家物語から題材をとった「義経千本桜 渡海屋大物浦(とかいやだいもつのうら)」にしました。新聞の評論がよかったのと、前田青邨の日本画「大物浦」(山種美術館)でなじみがあったから(そのときの記事)です。でも知盛役の片岡仁左衛門が片岡孝夫と同一人物とは、見た後に調べて知ったぐらい。先入観なくまっさらな状態でした。

結局どうだったかというと、とっても楽しめました。とにかく役者さんがみなさん芸達者で、歌と踊りの要素もあってミュージカルみたい。コミカルな場面もあるし、義理人情もある。そして最後の知盛の身投げの場面では泣きそうになりました…。というのも、この新しい歌舞伎座の舞台に立つことが叶わなかった中村勘三郎や市川團十郎のことが思い浮かばれて、平家の生き残りの「知盛」が歌舞伎役者の生き残りの「仁左衛門」と重なってしまったのです。なんだか片岡仁左衛門の先人への慰霊のような「大物浦」のように感じられました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

初めての文楽鑑賞「平家女護島」(国立劇場) [古典芸能]

文楽 近松名作集.jpg
2017年2月4日(土)~2017年2月20日(月)
国立劇場 2月文楽公演
近松門左衛門=作
平家女護島
 六波羅の段
 鬼界が島の段
 舟路の道行より敷名の浦の段

2017年のやりたいことリストのひとつが古典芸能鑑賞。ちょうど国立劇場では開場50周年記念文楽公演「近松名作集」が上演されていました。近松といえば曽根崎心中しか思い浮かばない初心者ですが、江戸の世話物は共感できなさそうで気が進まず、平家物語の俊寛に題をとったという『平家女護島』(へいけにょごのしま)にしてみました。若い頃からなぜか平家物語は好きなのです。

平家物語のオリジナルでは、平家滅亡を企てて流罪となった3人のうち俊寛だけ恩赦が受けられず、島に取り残され、絶望の中、船を見送るという筋立て。ですが、文楽『平家女護島』では近松のアレンジがかなり入っていて、男女の恋愛も絡んだ人情ドラマでした。これじゃあ共感ポイントがまったく違ってきます。好きずきでしょうが、私はオリジナルの方が泣けるような気がするなぁ。

人形遣いとか太夫の良し悪しとかはまだ分からないし、どうしてもストーリーに目が向いてしまいます。1作だけで判断するのもなんですが、どうやら近松門左衛門の世界には同調できなさそう。次はお能の「俊寛」や歌舞伎の「平家女護島」を見比べてみたいです。


古典芸能 ブログトップ