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蓬春モダニズムとその展開-創造と変革-(山口蓬春記念館) [美術展]

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春季企画展 蓬春モダニズムとその展開-創造と変革-
平成29年3月25日(土)~6月4日(日)
山口蓬春記念館

鎌倉に行ったついでに葉山まで足を延ばし山口蓬春記念館へ。蓬春といえば、グリーンやスカイブルーの美しい発色。初夏にぴったりです。海の光あふれるこの地でみるからこそ、色鮮やかな蓬春カラーがますます輝きを増して感じられました。ちょっと遠いのが難点だけど、素敵な場所。もとは山口蓬春(1893~1971)が亡くなるまで過ごした家だから、個人宅におじゃましているみたい。以前も書いたけど、夏休みのおじいちゃんの家のようです。

今回、印象に残ったのは、ホドラーに影響を受けて五色沼を描いたという「山湖 小下図」。確かにホドラーっぽい。蓬春の美しいパステルカラーと抽象的な形態はホドラーと通じるものがありますね。この小下図は真似っぽいけど、調べてみたら本図の「山湖」(松岡美術館蔵)はより消化されて蓬春自身の作品になっていました。さすがプロの画家。でも私は本図よりもこの小下図の方が好き。パステルの淡い色合いの重なり方がいいです。


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「山湖 小下図」


山湖.jpg
「山湖 」


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鎌倉の至宝 優美なる慶派のほとけ(鎌倉国宝館) [美術展]

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鎌倉の至宝 優美なる慶派のほとけ
2017年4月22日(土)~2017年6月4日(日)
鎌倉国宝館

慶派のほとけというから鎌倉まで足を運んだのですが、期待外れでした。金剛寺(秦野市)と教恩寺(鎌倉市)の阿弥陀三尊像が出品されていましたが、慶派にもピンからキリまであるんですね。企画展示の仏像よりも仏画や書跡の方に見ごたえがありました。仏画では光背のタイコーズブルーが美しい南宋時代の仏画「宝冠釈迦三尊像」(建長寺 重文)が目を引きました。書跡は文字から書いた人の人格が伝わってくるようで、美術鑑賞というより個人的に興味深いです。蘭渓道隆はとても達筆で頭が良さそうな字、反対に北条時宗は悪筆でした。


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大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち(森アーツセンターギャラリー) [美術展]

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大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
2017年3月18日(土)~6月18日(日)
森アーツセンターギャラリー

大好きなブリューゲルが2点も出品されていて、予想していなかったので嬉しかったです。さらにプレミアムフライデーの企画で写真撮影OKだったので、とっても得した気分。ピーテル・ブリューゲルの息子たちの作品ですが「スケートをする人たちと鳥罠のある冬風景」は「雪中の狩人」(ウィーン美術史美術館)に似ていますね。絵葉書もゲットしました。「魚の市場(ペテロとアンデレの召命)」も群像が俯瞰的に描かれていて、いかにもブリューゲルっぽくて好きです。

去年のクラーナハ展には行けずじまいだったから、「林檎の木の下の聖母子」を鑑賞できたのもよかったです。聖母マリアのお顔は無表情で怖いし、髪の毛のチリチリ具合もなんとも病的。どうしたって聖母子というより怪母子って感じがしました。


スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色 ピーテル・ブリューゲル(2世)?
ブリューゲル 冬景色.jpg
ブリューゲル 冬景色1.jpg
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魚の市場(ペテロとアンデレの召命) ヤン・ブリューゲル(1世)
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ブリューゲル 魚の市場2.jpg
ブリューゲル 魚の市場3.jpg

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三浦半島二大霊場大開帳 [仏像・仏画]

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三浦薬師如来霊場 丁酉年 大開帳
三浦不動尊霊場 酉年 大開帳
平成29年4月28日~5月28日

33年に一度の薬師如来霊場と酉年の不動霊場のご開帳が重なり、132年に1度の大開帳となった三浦半島の札所巡りをしました。三浦半島にはその他にも三十三観音霊場(丑年と午年)や地蔵尊三十八霊場(卯年)があるそうです。鎌倉の知名度に比べると三浦半島ってぱっとしませんが、寺社も多くて歴史のある場所なんですね。心ひかれる仏像がたくさんいらっしゃいました。

当日は京浜急行の「三浦半島1dayきっぷ」をフル活用して、バスを乗り継ぎ、6カ寺(曹源寺、満昌寺、満願寺、大善寺、浄楽寺、神武寺)を巡りました。交通が不便な半島中央部も意外なほど住宅密集地で人が生活している気配が濃厚です。お寺は山の上にも谷戸にも海からほど近い平地にもあっていろいろな景色を見せてくれます。1日で周れてしまう小さな半島だけど、海も山もあり、東側からは房総半島が、西側からは富士山が眺められて、霊場が集まっているのもうなずけました。


曹洞寺(横須賀市 三浦薬師如来霊場 第三番札所)
東京国立博物館の常設展でいつもみている十二神将立像(重文)を所蔵しているお寺ということに、行ってから気が付きました。奈良時代後期、行基の創建と伝える古刹だそうです。

満昌寺(横須賀市 三浦薬師如来霊場 第四番札所)
裏山にある木造三浦義明坐像(重文)は見ることができませんでした。文化の日にご開帳とのことなので、いつか訪ねてみたいです。

満願寺(横須賀市 三浦不動尊霊場 第三番札所)
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趣のある小さなお寺です。よく整えられたお庭にかわいいネコさんが遊んでいました。宝物庫にいらっしゃる慶派の作風の観音菩薩立像と地蔵菩薩立像(ともに重文)に強く心ひかれました。運慶作ではないそうですが、運慶の「俺、上手いだろ」的な厭味がなくて、かえって好感が持てます。

満願寺 観音菩薩像.jpg
満願寺 観音菩薩像(重要文化財)

大善寺(横須賀市 三浦不動尊霊場 第二番札所)
衣笠城址へのものすごい急坂を息も切れ切れに上りました。お城の立地にはぴったりです。

浄楽寺(横須賀市 三浦薬師如来霊場 第十五番札所、三浦不動尊霊場 第二十番札所)
運慶の仏像5体(阿弥陀三尊、毘沙門天、不動明王、重文)がいらっしゃいます。圧倒的にリアルで魅力的で平身低頭するしかないです。特に脇侍の観音菩薩立像と勢至菩薩立像のフェロモンがすごかった。なんだか悪いことしていないのに謝らなくちゃいけないような気持ちになってしまいました。

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浄楽寺 運慶作 観音菩薩像(重要文化財)

浄楽寺の近くにある芦名ベーカリー芦兵衛のパンがとっても美味しかったです。

神武寺(逗子市 三浦薬師如来霊場 第一番札所)
神武寺駅からの山道を30分ほど登っていくと、山の中腹の小さな平地にお堂が並んでいます。ちょうどお堂を閉める法要の最中で、手のひらに香水をいただきました。


神武寺からは鷹取山へのハイキング道を行きました。昭和35年頃に彫られたという磨崖仏の弥勒菩薩尊像が夕日に照らされて、三浦半島の霊場巡りの1日が終わりました。

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鷹取山の磨崖仏


鷹取山.jpg
鷹取山からの眺め



タグ:秘仏 開帳
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