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松島 瑞巌寺と伊達政宗(三井記念美術館) [美術展]

瑞巌寺と伊達政宗.jpg
平成28年9月10日(土)~11月13日(日)
三井記念美術館

33年に一度しかご開帳されない松島 五大堂の五大明王が特別出品。次回のご開帳は2039年の予定ですから、とても貴重な機会です。以前、松島に行ったときに五大堂にも足を運びましたが、建物だけで中が見られずちょっとがっかりしたのを覚えています。まさか実際に平安時代の五大明王が5体揃って残っていたなんて思いもよりませんでした。

この五大明王の来歴や由来は謎が多いようですが、秘仏のため彩色も光背もよく残っていて全く古びていません。地方仏特有のイノセントな幼稚性とあいまって、明王なのに憤怒の表情もどこかかわいらしい。大きさも小さめです。

五大明王のなかでは特に「大威徳明王」がお気に入り。大威徳明王が乗っている水牛がいいんですよね。明王5人がみんな怒っているなか、水牛だけが我関せず平和にくつろいでいるギャップに萌えます。五大堂の水牛さんもとぼけた味わいがかわいかったぁ。あと五大堂の大威徳明王には珍しい特徴があって、普通、左足3本のうち手前の1本だけをあぐらに組んでいるのですが、3本ともあぐらなんですって。

そして、今回の特別公開は東日本大震災の復興祈念でもあります。信じがたいことですが、海の中にあるにもかかわらず、五大堂は大津波の被害にあわなかったそうです。その由来は記録としては残っていなくても「津波の被害にあわなかった」という事実だけでこの地に五大明王が祀られた理由は説明できてしまいます。


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大威徳明王(松島 瑞巌寺 五大堂)