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特別展「茶の湯」(東京国立博物館) [美術展]

茶の湯.jpg
特別展「茶の湯」
2017年4月11日(火)〜6月4日(日)
東京国立博物館 平成館

東博の「茶の湯」展。足利将軍の茶湯から始まり、利休の侘茶、益田鈍翁らの近代数寄者まで大百科事典的に網羅されています。いい勉強になりました。大満足です。

でもやっぱり茶の湯にはあまり興味がわきません。お茶の道具が本来の目的を果たすことなく、展示ケースの中に鎮座していて、なんだか動物園の動物を見ているよう。

唯一、心を打ったのが千利休の最後の手紙。切腹の2週間前に松井康之(のちに八代城主となる松井家の初代)にあてた短い手紙です。

わざわざの飛脚、過分至極に存じます。
富田知信殿と柘植与一殿を介し、堺に下るようにと、
秀吉様から命じられたので、にわかに昨夜、出立しました。
淀まで細川忠興様と古田織部様が見送りに来られたのを
船着場で見つけ、驚きました。
お二人によろしくお伝えください。
  二月十四日
                     利休宗易
  松井佐渡様


秀吉からの急な出立の命。おそらく切腹を予想していたでしょうし、どんな気持ちでこの手紙を書いたのか…。多くの弟子がいたにも関わらず、見送りに来たのは細川忠興と古田織部の2人だけ。なんか涙がでてきてしまいました。

こうやって茶の湯に命を懸けた人たちがいたからこそ、現代まで名物が伝えられてきたんですね。そう知ると展示ケースの中の茶道具も違って見えてきます。

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