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第34回高野山大宝蔵展「高野山の名宝」 八大童子像に会いにきませんか [美術展]

高野山.JPG
平成25年7月13日(土)~9月23日(月)
高野山霊宝館

タイトルどおり、高野山の名宝が惜しげもなく並んでいて、ただただ圧倒されっぱなしでした。実は、高野山に対しては、トラウマがあります。10年ほど前に来訪したとき、お坊さんがタバコを吸ったり、ポテチを食べながら御朱印を書いたりするのを目にして、ひどくがっかりさせられました。もう2度と行くものか、と思っていましたが、運慶の八大童子に会うため、しぶしぶ再訪です。

広目天.JPGまず、出迎えてくれたのが、快慶の四天王立像。快慶といえば、阿弥陀仏のような「静」の仏像のイメージが強く、「動」の仏像はめずらしい。髑髏の胸飾りをした深沙大将立像なんて、運慶も顔負けの迫力です。唐時代の国宝・諸尊仏龕にも目が釘付け。20cmほどの小ぶりな折りたたみのお厨子。中尊のガンダーラ風のお顔がかっこいい!

お目当ての八大童子は8躯のうち運慶作の6躯が出陳(2躯は南北朝時代の補作)。興福寺の八部衆の影響が強く感じられ、運慶による阿修羅像へのオマージュが制多迦(せいたか)童子なのかもしれない、などと考えました。でもそこは運慶。矜羯羅(こんがら)童子なんて、ひねた反抗期の少年ごとく不敵で憎たらしいほど。でも、あらためて運慶って天才です。

来迎図.JPG仏像だけでなく、仏画にも瞠目。国宝3点が出陳されており、「阿弥陀三尊像」は蓮の花と蕾がかわいく、「伝船中湧現観音像」は截金文様が素晴らしく、「阿弥陀聖衆来迎図」は渦巻く雲間から音楽が聞こえてくるよう。相次ぐ至宝に溜息しかでてこない…。

それにしても、高野山は遠い。大阪から南海鉄道で極楽橋へ、そこから延々と山中のくねくねとした線路を登り、最後はケーブルカー。これほど不便な場所に、聖地と呼ばれる場所があり、たくさんの名宝が受け継がれている…。なんだか自分のトラウマが小さなものに思えてきました。

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